面接・・・
って何回やっても嫌ですよね。
私が初めて面接を受けたのが高校生時代のイトーヨーカドーのアルバイトでした。そりゃーもう緊張しました。かなり前の話なので何を聞かれたのかはよく覚えていませんが、とにかく緊張した記憶があります。
教員採用試験にも1次試験、2次試験ともに面接試験がある都道府県が多く、多くの受験者が面接対策を取られていると思います。
教員採用試験なので教育時事が出やすいのは確かなのですが、たまに予想していない質問が来たりして焦ったりもします。
私が受けた時は体罰が社会的に問題視されていたので特に勉強しました。
その時の状況によって違う
私の時は
「ロンドンオリンピックでのバドミントンで起きた無気力試合についてどう思うか?」
という問いでした。
集団討論だったのですが、私は「??」となっていた上に、面接官に一番最初に当てられ、相当テンパった記憶があります。その集団討論は散々でした。
思い出したくない。
そんな経験をしないためにもしっかりと対策をしておくことが大切だと思います。
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教員採用試験における面接
教員採用試験では、個人面接だけでなく、集団討論や集団面接も採用されている都道府県が多いと思います。
それは、教員にとって集団の中でどのように立ち振る舞えるかがとても重要だからだと思います。
生徒は1クラス30〜40人程度在籍しています。その30〜40人のそれぞれに個性があり、担任になればそれぞれの個性を見極め、個性を潰さないように正しい道に導いたり、誤りを直したりする必要があります。自分の意見だけでなく、相手の意見を聞く姿勢、相手の意見を尊重する姿勢が大切です。
なので、もちろん個人面接もとても重要なのですが、集団討論、集団面接においてもしっかりと対策をした方が良いと思います。
集団面接
集団面接は基本的には同じ質問を受験者全員が回答するスタイルだと思います。(違うぞー!っという方がいらっしゃったら教えて下さい。)
考える時間もないので、最初が不利です。面接官が最初に答える受験者を指示するタイプと、1問目は左側から、2問目は右から。のように左右だけ入れ替わるパターンもあると思います。
最初が不利なのですが、だからこそ、的確な答えを答えられたら評価が高くなるはずです。落ち着いて答えましょう。
基本的には個人面接で聞かれるような質問(ベーシックな質問)が多い気がします。
前の人と全く同じ答えにならぬよう、オリジナリティを出したり、鋭い視点で切り返していけるよう教育時事等を日頃からチェックしましょう。
集団討論
事前準備としての打ち合わせ
これは、司会者を立てた方が絶対に良いです。
必ず事前に受験者同士で打ち合わせを行いましょう。そうしないとそのグループ全員が残念な結果になりかねません。
これは私自身の経験からなのですが、初めての教員採用試験の時、休憩時間に他の受験者と話さなかったため、会話が弾まない。それだけなら良いのですが、誰も司会者をやらず(私も自信がないテーマだったので・・・)ろくに話し合いもできずに終了。
受験番号からすると全員落ちていたと思います。
絶対にコミュニケーションを取っておくべきです。
他の都道府県を受けて、知り合いがいなくても自分から話しかければ、相手も教師を志し者、快く話してくれると思いますし、相手からしても色々と打ち合わせを行いたいと思います。
本番
本番では、よく言われる聞く姿勢を意識しつつ、自分が発言するチャンスを伺って挙手、発言すると良いです。
その時、他の受験者が発言したことにも少し触れつつ自分の意見を話すと良いと思います。
例えば、
「Aさんはイジメをなくすためには教員間のコミュニケーションを増やすことが重要であると仰っていました。私もそう思います。抱え込むことなく、教員間でなんでも相談できる環境を作ることが大切であると思います。さらに、私はイジメをなくすためには定期的に個人面談を実施し、全体では気がつけないこと、生徒が話しにくいことを話し易い環境を作り、生徒が抱え込むことがないような体制を作っていきたいと思っています。」
のような感じです。他の受験者のこともちゃんと聞いてますよ〜っというアピールにもなります。
個人面接
これはいかに自分が勉強して望むかにかかっていると思います。それぞれの都道府県で出題傾向が違いますので、先輩に聞いて過去の質問内容を聞いたり、管理職に相談すると良い情報が聞けるかも知れません。
臨時的任用職員や講師として働いていない場合(学生など)、そのような情報を獲得することが難しいかも知れませんが、教育実習先に問い合わせたり、インターネットで検索をかけたりして情報は集められるはずです。
私の場合、JICAが帰国隊員向けの講座を開いて下さり、それに参加をすることで面接試験慣れをしましたし、様々な傾向に対して対策を練ることができました。
大学でも面接対策セミナーを開催している所もありますので大学の学生サービス課に問い合わせてみても良いと思います。
面接対策方法
面接対策方法はまずは自分がなりたい教師像を作る所から始めるべきです。
これがブレると他の質問をいくら答えても説得力が生まれません。
一本軸となる「志望動機」「教師像」をしっかり持ちましょう。
それを持つことができたらあとは様々な質問例に対して答える練習をします。練習は、質問例に対して「大体こんな風に答える」位で良いと思います。
暗記することはオススメしません。
暗記ではなく、なんとなくキーワードを3つ位思い浮かべ、それを繋げていく感じの方が臨機応変に対応できますし、暗記した言葉を聞いても面接官の心に響きません。
セミナーで講師が原稿をずっと読んでいたら嫌ですよね?
講師の方もポイントを何点か書き出してそれについて話を広げていることが多いのではないでしょうか。
ある程度形にしないと不安だ!という方もいると思いますが、是非キーワードを繋げる方法を試してみて下さい。案外いけるハズです。そもそもホームルーム活動等で生徒に話すときに原稿を作ることなんてしないハズです。
絶対にできます。練習してみて下さい。
質問例はどの都道府県もある程度同じだと思いますので
「浩の教室」にある質問集を片っ端から回答していくと良いかも知れません。
まとめ
- 集団面接は他の受験者と差がつくようにオリジナリティを出す。
- 集団討論は必ず事前の打ち合わせを行う。相手の意見を尊重する
- 個人面接は各都道府県によって色が出るので過去問を入手する。
そして回答は暗記しない。キーワードを覚え、その時に合った言葉でつなぐ
まあ、1次試験は7月なので後10ヶ月ありますが、気がつくとすぐに試験が迫ってきますのでできる限り前倒しでやっておくと良いと思います。
私は26歳で無職だったので、相当切羽詰まって勉強しました。
それでも1回目は落ちましたが・・・
皆さまが合格することを祈願しております。