教育

ある程度のストレスは自分自身を強く、成長させる?農業から学ぶ成長のコツ

ストレス・・・

出来ればストレスなんか感じることなく生きていきたい。

楽して生きていけたら最高

 

なんて思うことは結構あるのですが、世の中そうはいかないもので、ストレスがかかることもあるし、楽しいことばかりじゃない。

もちろん楽しいこと、嬉しいこともいっぱいあるのですが。

 

しかし、農業を学んでいるとストレスが意外と必要なことに気づきます。

 

例えば、「トマト」

トマト

トマトは水分や塩分ストレスを受けると甘くなります。逆に、常に水をたっぷりやって、環境を環境を完璧にしてしまうと糖度が乗らないことがあります。

もちろん、水分が多すぎて糖度が薄まることも原因の一つだと思いますが、トマトが甘くなるためにはストレスが必要なのです。

 

もちろん、水を枯れるまでやらなかったり、過度の塩分ストレスを与えるとダメですが、適度なストレスを見極め、トマトに合ったストレスを与えることがトマトを素晴らしい果実に仕上げてくれます。

 

ホームルームでも活かせる農業教育

私がホームルーム活動等でこんなことを言うことがあります。

「トマトだってストレスがなかったら美味しくならない。だから、今嫌なことや悔しいことがあるかも知れないけどその経験が絶対に身になるんだぞ!トマトは甘くなるけど、適度なストレスは人を成長させて充実したものにしてくれるんだ!」

 

農業高校でしか使えない言葉かも知れませんが、実際にストレスを与えると美味しい果実が手に入ることを知っている生徒には効果があります。

 

生徒たちは学校で様々なことを経験しますが、その経験もどれも楽しいことばかりではありません。

学校独自の校則があって、それを守ることもストレスになっているだろうし、テスト前に勉強するのもストレスになっているだろうし、先生に怒られるのも当然ストレスだと思います。

しかし、それらのことが自分の果実を甘くしてくれるんだ!

と思えば耐えられるハズだと私は考えています。

我慢ではなく、耐えるんです。

 

忍耐と我慢の違いを私にとても分かりやすく教えてくれたのが「バーテンダー」というマンガでした。

以下抜粋

困難に負けず自分と未来を信じるのが忍耐。独りよがりに自分の我に執着するのが我慢…だそうで。我慢してるとそれが顔に出る。言葉では謝ってる。頭も下げてる。でも自分は絶対間違ってない……って顔。だって忍耐力って言葉はありますが我慢力なんて言葉ありませんよね。どうしてか…どんなに我慢しても我慢=自分が正しいと思ってる限り本当の力はつかないからだそうです。

引用:バーテンダー

 

このマンガは他にも心に響くシーンや言葉が沢山出てきて凄く好きです。もしも興味があったら是非書店で手に取ってみてください。

 

絶対にバーに行きたくなると思いますよ(笑)

 

話がマンガの話に脱線してしまいました。

トマトは自分の実を甘くするために忍耐強く耐えているのだと思います。

もちろん、生命の危機を感じ、光合成産物を子孫に回そうとするから甘くなるっというのが正解なのかもしれません。

しかし、生徒に説明する時に、忍耐強く耐えているから自分を成長させることができるんだぞ~って言っても嘘ではない気がします。

 

このように農業を学ぶことが人生を学ぶことに繋がる。

そんな授業を展開したいとつくづく思っています。

 

私自身も物事をポジティブに取らえ、試練の連続でも自分の実を甘くする為だ!と考えて日々過ごしております。

 

みなさんはこの「トマト理論」どう思いますか?

やっぱりNOストレスがいいですか?

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