どうも農トラ育です。
現在、教員になっているは大学を卒業してからすぐに教員になっていたり、教員採用試験に落ちたとしても講師や臨時適任用職員として働いている人が多いのでは無いかと思います。
実際、私が今勤務している学校でも、教員以外の「経験」をしている人は少数です。(1割位)
それだけ教員に対する熱意が高いということなのだと思いますが、教員以外の経験も学校で働く上で非常に重要になってくるので、持論としては、教員になる前に何かしらの経験を積んでから教員になることが重要だと思っています。
今日はそんな話をしていきたいと思います。
Contents
教員以外の経験が重要な理由
教員としての話に重みが増す
例えば、教員以外の仕事を知らないのに、仕事について話すことができるでしょうか。
海外に行ったこと、住んだことが無いのに、海外旅行や長期滞在について聞かれて答えることができるでしょうか。
恋愛をしたことないのに・・・っというように、経験がないと語れないことは沢山あると思います。
また、経験値が多いと、話に説得力も付くだけでなく、話す言葉に魂がこもります。
一方で、人から聞いた話や、インターネットで調べたような「薄い」話だと、生徒の心に響くような話をするのは難しいと思います。(無理ではないと思いますが・・・)
人生が豊になる
当然、いろいろな経験をしていた方が、人生は楽しいに決まっています。
自身の感性が刺激され、人生を豊にしてくれます。
教員になってからでも様々な経験はできるのだから良いだろう?っと思われるかもしれませんが、教員になるとなかなか、長期休暇が取れませんし、部活動等がある場合、土日も休めないことも多いです。
これは教員に限った話ではないと思いますが、仕事を始めるとなかなか自由な時間が取りにくいものです。
ホームルーム活動の内容が豊富になる
担任を持つと毎週やってくるのがホームルーム活動です。
この時間は、担任によって個性が一番出る時間だと思います。
朝のSHR(ショートホームルーム)の延長線上で連絡事項と勉強時間として使っている担任もいれば、様々なワークショップを企画する担任もいます。
私自身も毎回かなりの時間をかけて準備していました。
なので試験前でも勉強時間を取るような事はせず、伝えたい事、考えて欲しい事を取り入れていました。
そんな時、いつも考えていたのは今までの経験からどう感じたか。
これからの社会でどのような事が必要な資質になってくるかです。
また、大学、協力隊、アメリカ農業研修、留学、海外旅行、NPO法人などなど、それぞれの場所で培った経験だけでなく、そこで知り合った人との繋がりを生かしたホームルーム活動が展開できるように努力しています。
ここでも経験やそれに伴う人脈が教員の質を高めてくれると感じます。
今はZoomやSkypeなどを使って実際に現場で働く人をホームルーム活動に呼ぶ事もできます(オンライン上で)。
普段関わる事のない人の話は真剣に聞くものです。
どんな経験が良いか
それでは、教員になる前にどのような経験をしていたら良いのでしょうか。
それはズバリ!
「〇〇です!」っという正解はないと思います。
それに同じ経験を積んだとしても感じ方、捉え方は人それぞれなので、コレは絶対にした方が良い!っという経験はありませんが、自身が少しでも興味のある分野を積極的に関わっていき、様々な経験をすると良いと思います。
ボランティアとして活動するもよし、海外旅行や留学するのも良いでしょう。とにかく興味のある事に全力で取り組んでいくと良いと思います。
学生の内は、時間が沢山あるのでついつい時間の浪費をしがちですが(私だけ?)その時間を使って様々な事にチャレンジし、経験値として貯めておくと将来必ず役に立つはずです。
教員になってからでも間に合う様々な経験の積み方
先ほど、教員になったら忙しくて色々なことを経験する時間がないと書きましたが、教員になっても様々な経験ができるのも確かです。
例えば、地域のコミュニティに参加したり、最近ではオンラインで様々なワークショップや活動ができるようになってきています。
もちろん時間は限られてくると思いますが、短時間の細切れの時間ならば作る事ができると思います。
最近では、ICT活用スキルが教職の現場でも求められるようになってきています。
なので私自身は、プログラミングを勉強したり、Adobe CCを契約してAdobeのソフトを使いこなせるように勉強したりしています。
その経験を生かして学校のパンフレット作りをしたり、動画作成をしたり、ロゴ作成もしています。Webデザインもできたら良いのですが、いろいろな障壁があって、まだそこまではいってません。
こうやって書くと、能力が高まる事で仕事量が増えてしまう・・・っと感じるかも知れませんが、自分にしかできない仕事を作る事により、他に人でもできる仕事は他の人に振る事ができるようになります。(任せる勇気は必要です。)
自分自身の能力を高め、自分にしかできないしごとを増やしていく事で他者と差別化できれば構内での立ち位置も変わってくると思います。
そして、そのような仕事は、誰でもできる仕事に比べると遥かに楽しく、やりがいがあります。
仕事を夢中になってできる環境。
やりがいのある仕事ができる環境が良いに決まっています。
本を読むのも良いが
本は他人の人生を「追体験できる」とよく言われます。
本来は経験する事のできない経験も「本」を通じて体験できるので、私も色々なジャンルの本を読むようにしています。
そして、極力読んだ本は手帳に内容をまとめ、書評を作るようにしています。
書評を作る目的があると本の内容を要約しようとして読む癖がつくので、まとめる力が身につくだけでなく、後から自分が書いた書評を見直す事で内容を振り返る事ができます。
しかし、やはり実体験に勝るものはありません。
本で得られた知識も良いですが、実体験を伴わないものだと、その「重み」が全く違います。
なので、本を読んで満足するのではなく、再現可能なものは極力再現し、自分自身でやってみる事が重要です。
まとめ
- 教員としての話に重みが増す
- 人生が豊になる
- ホームルーム活動の内容が豊富になる
- 学校において唯一無二の存在になれる
様々な経験を積み、生徒より良いインパクトが与えられる教員を目指しましょう。