教育

柔軟な授業を展開するためにも板書計画は下書き程度が良い

どうも農トラ育です。

皆さんは板書ノート(計画)をどのように作っていますか?

私はその日の単元のキーワードだけメモをして、細かな板書計画は作っていません。

授業を展開しながら書く内容を変化させる為です。

この、「変化させる」生きた授業に繋がると思います。

本日は、私の板書計画に対する考え方について書こうと思います。

Contents

板書計画

板書ノート(計画)は板書の内容を予め計画し、黒板の面積を最大限に活用して生徒に授業の内容を伝えるために必要なことです。

多くの先生方が板書ノート(計画)を作ってから授業に臨むと思います。

教師を始めたばかりだと板書ノートを見ながら授業をしたりすると思いますが、板書ノートを見ながら書いていると、素人っぽいのです。

板書する内容を覚えていないからノートを見ながら書いているように生徒の目には映ってしまいます。

私も最初の頃は板書ノートを見ながら黒板に書いていたのですが、指導教官に「板書ノートを見ながら書かない方が良い。」

と言われてから極力板書ノートは見ないようにして。事前に頭の中に入れて書くことを心がけています。

そうすることで、生徒の意見やその時々の話の中で出てきた話題から派生させて授業を展開したり、板書ノートにはないことを書き加えたりできるようになり、

「生きた授業」を展開できるようになります。

もちろん考え抜かれた板書ノートに沿って授業を展開するのも良いのですが、その時々によって生徒は変わりますし、情報は刻一刻と古くなっていきます。

なので、常に新しい情報にアンテナを巡らせ、授業の単元毎に最新の情報も付け加えるとより良い授業が展開できるはずです。

板書ノートにないこと書くと後で何を書いたか思い出せないことがあるので板書を写真に撮っておくと良いと思います。(最近はスマホ等で簡単に撮ることができますね。)

せっかく書いたのに忘れて考査問題に活かせないともったいないです。

また、板書は「消さない」が基本です。

1時間の授業で書いては消し、書いては消し、を繰り返すような授業は良い授業とは言えません。

一度も消すことなく授業を展開するメリットとしては

  1. 板書を写すのが遅い生徒の記入漏れがなくなる
  2. 授業の途中や最後、いつでも振り返ることができる
  3. 授業終了時に写真に収めたらその授業内容を振り返ることができる
  4. 一枚に収めようとすることで、板書がブラッシュアップされる

と多くのメリットがあるので是非挑戦してみて下さい。

私も最初は

絶対無理

と思っていましたが、慣れてくると案外出来るようになるものです。

パワーポイント(スライド)との連携を図る

若い世代に多いと思いますが、生徒に板書させる内容をスライドにも入れ込む方がいます。

スライドの中にノートに書き写す内容を入れてしまうとスライドが切り替わったら生徒の前から消えてしまうのでスライドには板書の内容を入れるべきではないと私は考えています。

なので、スライド作りと板書計画を上手く連携させて相乗効果が生まれるようにスライドを作り込む必要があります。

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この内容を板書する時にこの写真があったらいいなぁ。とか

この内容で動画を流したら絶対効果的だなぁ。とか

板書を計画する時に、是非スライド作りも同時進行で行うと良いと思います。

もちろん倍以上の時間がかかるのですが、板書ノート、スライドは教員において財産です。

時間を惜しまずに作ることによって、課(科)長などの立場になり、授業以外に時間を掛けることが多くなった時も、その財産があれば授業準備に掛かる時間を少なくすることができます。

なので、まだ多くの業務を抱えていない時にこそ、気合を入れて作るべきです。

まとめ

板書計画
  1. 板書ノートは下書き程度にして授業の様子に合わせて少しずつ変えていく
  2. 板書は基本的に消さない!
  3. 板書とスライドを連携させる

 

板書を少しずつ状況に応じて変える。「生きた授業」を目指して私自身も精進していきます。

生徒を育てることが日本を良くすることに繋がると信じて・・・

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