どうも、農トラ育です。
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農業とICT
現代農業はICT導入が加速しています。
データロガー(センサにより計測・収集した各種データを保存する装置)によってそのデータを栽培に活用することはもちろん、ドローンによる生育調査(リモートセンシング)やドローンによる病害虫対策(ドローンが病害をカメラで発見し、防除する)など、テクノロジーを駆使してより効率的で効果的な作業を行えるようになっています。
AIにより病害虫の病徴をディープラーニングすることで様々な病害虫を識別し、その場所に自動で飛んで行ってピンポイントで農薬散布するなど夢のような技術が活用されています。
それがOPTiM社が開発したアグリドローンです。
https://www.youtube.com/watch?v=9wUbiGVJ0nM
しかし、これらの技術を学校で採用するには予算的に難しかったり、学校規模ではあまり効果的ではなかったりしてしまうので導入しにくいのが現状です。
今後の農業従事者を増加させる為にも、生徒にもっと興味を持たせられる教材として学校にICT農業をどんどん導入させていければいいなと思っています。
生徒たちはデジタルネイティブと言われ、ある程度の知識はあるし、今度の教育課程の編成により、プログラミングも導入されれば様々なICTの活用方法が見えてくるように思える。
農業生産物をSNSに投稿して地域住民に宣伝したりすることが地域の活性化にも繋がるかもしれない。
Filemaker等のデータベースソフトウェアの活用による生育調査
私は、3年程前にFilemakerを使用して生育調査アプリを作り(作ったと言っても余りにも質が低いが・・・)
生徒にそのアプリを使って生育記録を取らせていたこともあるが、やっぱり食いつきは非常に良かった。
特に、比較栽培実験をしていると、記録を取ったらすぐにグラフ化されることから、実験結果が分かりやすく、非常に面白かった。
今後Filemakerについてもさらに勉強してちゃんとこの場で披露出来るようなアプリケーション開発を行なっていきたいと思う。
スマートウォッチの活用
一度使うと便利で外せないのがスマートウォッチではないでしょうか。
私はGarmin935を購入してからは結婚式以外では基本的に違う時計にしません。
Victorinoxの時計も気に入っているのですが、スマートウオッチが便利過ぎて・・・
そんなスマートウォッチも農業分野に利用されています。
例えば、稲作では田んぼの水の量がとても重要になってくるのですが、これを水田に設置してあるデータロガーで観測し、一定の水位以下になると知らせてくれるのはもちろん。
リアルタイムで水位を知ることができるので水田を見て回る必要がなくなり、その時間で別の作業をすることができるようになったりもします。
例えば・・・
野菜作りの時間がなかった人が野菜が作れるようになる
家族との時間が増える
体の負担が減る
などの効果をもたらすことができるのです。
まとめ
ICTの活用で農業がよりかっこ良く、便利に、効率的になることがお分かりいただけたでしょうか?もちろんそれらの設備投資にはそれなりのお金が掛かってきますし、維持費がかかるものもありますが、出資に見合うリターンがあるはずです。
- ドローンを活用して自動で病害虫を発見して防除できる
- データからその土地に合った栽培方法を見出すことができる
- Filemakerを使えば生育管理アプリが簡単にできる
- apple watch等のスマートウォッチも活用できる
これからますます進化するであろうICT技術
これからも目が離せません
将来、農業の全てが自動化する時代が来るのでしょうか?その時、人は—?
コメントありがとうございます。
全てが自動化する未来は来るかもしれませんが、まだまだ先の話だと思います。
定植の自動、収穫の自動は実現していますが、まだまだ人間の介入が多く必要です。